ペット葬儀の基礎知識|葬儀の種類・費用相場・流れ・葬儀社の選び方などを解説!

当サイトでは、ペット葬儀のプランや費用相場、流れ、当日の服装や持ち物といった基礎知識を解説しています。
現在、ペットブームの影響もありペットの葬儀を検討する方が年々増えていますが、人間との葬儀とは異なる部分も少なくありません。
スムーズに葬儀を執り行うためには、ペットの葬儀についてきちんと理解しておくことが大切です。
また、近年はペットの葬儀を取り扱う業者が増えていますが、中には悪徳業者も存在しているので業者の選び方についてもしっかりと押さえておきましょう。

ペット葬儀の基礎知識|葬儀の種類・費用相場・流れ・葬儀社の選び方などを解説!

現在、大切なペットが亡くなった際に、人間と同じように葬儀を行う方が増えていますが、スムーズに葬儀を行うためにはプランや費用相場、式の流れといった基礎知識をしっかりと身につけておくことが大切です。
加えて、ペットの葬儀に着用していく服装や持参する持ち物についても確認しておきましょう。
また、近年ペット葬儀にまつわる様々なトラブルが報告されているので、悪徳なペット葬儀業者の特徴や優良な葬儀社の選び方を押さえておくことも大切です。

ペット葬儀とは?葬儀の種類別の特徴

ペット葬儀は大きく分けて合同葬、立会葬、個別一任葬、訪問火葬4つの種類があります。
それぞれの特徴を知り、自分のペットに合った葬儀を行ってあげましょう。
合同葬とは他のペットを合同で火葬を行い、合同で埋葬する方法です。
他のペットと合同で行うため返骨はされませんが、他の葬儀に比べて費用を安く抑えられるのが特徴です。
立会葬は出棺から納骨まですべてに立ち会えます。
人間の葬儀に近いため、ペットを最後の別れをゆっくり過ごすことができるでしょう。
個別一任葬は、個別で火葬やお骨上げをスタッフが行ってくれる方法です。
葬儀後はスタッフがご遺骨を自宅まで届けてくれます。
忙しくて時間があまりない方におすすめの方法です。
訪問火葬は、炉がついた車が自宅まで赴き、火葬を行ってくれます。
近くにペット葬儀ができる場所がない方やなじみのある自宅で葬儀を行いたい方にはぴったりな方法です。
お骨上げできる場合もあるので、業者に確認してみましょう。

ペット葬儀にかかる費用の相場を押さえておこう!

ともすると無味乾燥になりがちな生活を豊かにしてくれるものにペットがあります。
ペットの何気ない仕草が私たちの心を和ませてくれます。
無邪気な振る舞いは私たちの心を豊かにしてくれます。
子供が一人増えたような感じを受けますが、色々な面で従順な態度というものが、より私たちの愛情を注ぐ対象となります。
ここで知っておかなければならないことがあります。
私たちの寿命に比べ、ペットの寿命というのは大変短いものです。
そのようなことから、私たちは必ずと言っていいほどペットとのお別れをしなければなりません。
別れの際には、人間と同様にペット葬儀も行ってあげたいものです。
ただ人間の場合とは異なり、ペット葬儀の費用に関する情報というものは十分にはありません。
規模としても人間に比べれば小さくなりますので、なかなか費用について知ることは難しいものがあります。
しかし、このようなことに乗じて法外な料金を要求する業者も出てきますので、色々と調べてペットに関する葬儀の相場を知る事が必要です。
葬儀については、ペットの種類と体重によって決まるという場合が多く知られています。

ペット葬儀はどのような手順で行われる?ペットの死から葬儀を終えるまでの流れ

ペットが亡くなった場合悲しみに暮れるばかりで、どのようなことを行ったらよいのかわからなくなってしまうことが多いです。
ペット葬儀の流れや手順を事前に知っておくことでいざという時に役立つので、把握しておくと良いでしょう。
ペットが亡くなってからまず行うのは、ペットの体勢を整え体を清めることです。
死後硬直が始まってしまうとお棺に入った時にうまくお花などを飾ることができないことがあり、お別れを満足いくものにすることはできません。
そのためできるだけ早くに体勢を整え体を清めることが大切です。
その後ペット葬儀会社にプランと日程を相談し、具体的な火葬の日を決定します。
火葬までの期間があいている場合は腐敗を防ぐために、保冷剤を置く、涼しい場所に安置するなどの工夫をしてください。
ペット葬儀当日は人間と同じように読経が行われ、お見送りが行われます。
火葬に立ち会う場合はその場で待機をし、お骨を家族で拾い上げ骨壺に納めて自宅に持ち帰るか、埋葬を行います。

ペット葬儀後の供養方法を確認しておこう!

ペットの私たちの生活大変豊かにしてくれます。
その無邪気な仕草は、まるで子供のようです。
そのようなことから、長年一緒に過ごしていると愛情が大変湧いてきます。
日常の味気ない生活を豊かにしてくれ、生きる張り合いを与えてくれます。
日々の生活が大変生き生きとしたものになってきます。
日常に散歩を行うことなどは、私たちの生きがいにもなってきます。
このように私たちの家族の一員となるペットなのですが、忘れてはいけないこととしてベッドの寿命は私達に比べ大変短いという事です。
およそ10数年で多くのペットは亡くなってしまいます。
そのようなことから、人間と同様に手厚くペット葬儀を行ってあげたいものです。
では、このペット葬儀を行った後の供養方法はどうしたらいいでしょうか。
多く行われているのが、ペット葬儀場に併設されているペット霊園に葬るというような事が行われます。
人間と同様に時折ここに訪れて祈りを捧げることになります。
遺骨などを手元に置いて手元供養を行うというようなことも行われます。

ペット葬儀をする際に考えておかなくてはならないマナー

近年ペットも人と同じように火葬を行い葬儀を執り行うことが増えています。ペット葬儀をする際に必要となるマナーは人間ほど多くはなく、比較的自由度も高いです。
服装では喪服を着用する必要はなく、決まりはありません。ですが人と同じ敷地内にある霊園でペット葬儀を行う場合、他の人も法要を行っている可能性が高いことから黒っぽいスーツ、もしくは落ち着いた色味の服装で参列をします。
派手な服装や華美な装飾は他の方が不快に感じることもあるため、着用しない方が良いでしょう。
持ち物はハンカチや数珠、ペットの写真やお花、好きだったもちものやおもちゃ、骨壺などとなります。ペット葬儀もまた火葬をすることが多いため、お棺の中に入れられるものも決まっています。
おやつはそのままの状態で入れることは難しく、ビニールなどは取り除かなくてはなりませんし、おもちゃも有害物質が出ないようにできるだけ入れないのがマナーです。
入れられるものは決まっているので、事前に確認をしておくようにします。

ペット葬儀で使うことがあるペット火葬車の注意点

ペット葬儀は霊園で行うことが多いですが、仕事の関係や病気などで行かれないこともあります。
このような場合に使用できるのがペット専用の火葬車です。これは自宅などに火葬ができる装置を備えた車が訪問し、その場で火葬を行う方法であり、出張火葬とも呼ばれます。
ペットが慣れ親しんだ自宅近くで行うことができること、個別で行うためお骨上げや返骨が可能なことからペット葬儀の中でも人気が高まっており、注目度も上がってきている方法です。
移動する必要がない反面、人目が気になる、天気によってはお骨上げが困難になることがデメリットとしてあります。
火葬車は大変性能が良く、煙や臭いは発生しないようになっていますが、近所の中には気になる人もいます。
そのため事前に近所に連絡をしておくと安心です。また大型の動物や超小型のペットは対応していないところもあります。ペット葬儀を依頼する場合はペットの種類だけでなく、大きさについても伝えておくと良いです。

ペット葬儀業者は口コミを活用して比較しよう

犬や猫などのペットを飼っている方が多くいると思われます。可愛いので癒してくれますし、子供の情操教育にも良い影響を与えてくれるため、ペットを飼うことは何も間違っていません。
しかし、ペットもいつかは亡くなってしまいます。犬であれば犬種にもよりますが、大体15歳くらいが寿命です。
そこで、亡くなった場合はペット葬儀をすることをおすすめします。大切なペットを供養することで、しっかりお別れができますし、飼い主自身も前に進むきっかけになるはずです。
ペットロスでいつまでも引きずってしまうケースがあるので、ペット葬儀を行うメリットは十分あります。
ただ、ペット葬儀業者も様々なところがあり、よく比較した上で決めることが重要です。
比較する際は口コミを参考にしてみてください。利用してみないと分からないことがあるので、良い業者なのかを見極めるための情報が得られます。
費用の安さだけで決めてしまうと、トラブルが発生してしまう可能性が高いので気をつけてください。

ペット葬儀を依頼する場合はサービス内容を確認しよう

愛するペットともいつかは別れの日がやってきますが、取り乱すことなく落ち着いて行動することも大切です。もしもの際にも慌てないよう、ペットの葬儀や埋葬をどのようにするのかも考えておきたいところです。
ペットの火葬や埋葬はペット葬儀社に依頼することが一般的です。今では多くの業者が登場していますが、サービス内容もそれぞれ違いがありますので、依頼前にはよく確認しておきましょう。
まず、ペット葬儀では火葬は欠かせないものとなっています。このときも自宅に専用車がくる場合もあれば、引き取って施設で行うところもあります。
さらに、火葬も個別で行うものと合同で行う方法があります。合同なら他のペットと一緒に行われるので費用は安くなりますが、そのかわり遺骨を残すことはできません。
個別火葬では、遺骨を残すことができますがこの場合も業者に一任する場合と、飼い主が立ち会えるケースがあります。
ただ火葬のみを行うところもあれば、読経などがついているケースもありますので、こちらもチェックしておきましょう。ペット霊園への埋葬や寺院への納骨などにも対応しているかどうかも調べておきたいところです。

ペット葬儀でトラブルが起きる原因と回避方法

ペットの飼育が可能なマンションなど、最近では庭のない家でもペットを飼えるようになりました。以前なら庭に埋葬していたペットを火葬する飼い主も増えたことから、ペット葬儀では火葬に関するトラブルが増えています。
民間のペット葬儀事業者は行政機関の許可が不要なため、ペットの葬儀に詳しくない事業者が参入したり悪質な事業者が事業を行ったりしやすいこともトラブルの一因です。
ペット葬儀の際に起きる問題では、火葬の料金をめぐるものが多くなっています。最も多いのは事前にサイトで見た金額や、見積もりとは異なる高額な料金を請求されるケースです。
悪質な事業者が火葬炉に入れたあとで高額請求し、「生焼けになる」「返骨しない」などと言うこともあります。葬儀後も、月命日ごとに寄付を要求されたというような事例もあります。
ペット火葬の事業者を選ぶ際には、ネットなどで会社の情報や口コミなどを確認しましょう。
料金や家からの距離だけでなく、実際に会社に足を運んで建物の様子やスタッフの雰囲気などを見ると良いでしょう。

著者:兵藤高広

筆者プロフィール

大阪府大阪市出身。
ペット葬儀会社に長年勤務し、数多くのペットを見送る。
自身の体験をもとにペット葬儀についてまとめています。
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